このブログのあるエントリに、ずっと昔に別サイトを通じて知り合った方からコメントを頂きました。わたしが「男の子」だった時の知人です。
きっとコメントを入れるのもかなりの勇気が要ったことでしょう。気恥ずかしいながらもとても嬉しかったです。
そこでふと思いつき、プロフィールに「偶然このサイトを発見された昔の知り合いの方、何かあれば連絡下さい」とメッセージを入れてみました。わたしの場合、地理的にも社会的にも移動が激しかったですから、音信が途絶えてしまっている方が少なくありません。発見したものの「うわぁ、こりゃ気まずいなぁ」と思われている方がいらっしゃると思ったのです。
なんだかこれって、失踪した親族を探しているみたいですね。「ハハキトク、レンラクマツ」みたいな。でも、いなくなったのは自分自身です。不思議な感覚です。
今までに何度か「久しぶりの劇的再会」がありました。最初はお互い気まずいのですが、少なくとも否定的な反応をされたことはありません。「久しぶり」とか「初めまして」というより、「ただいま」と言いたくなります。
「色々あったけど、まだわたしはわたしなんだな、ちゃんと知ってくれている人がいるんだな。わたしは帰ってきたぞぉ」という気持ちです。
ちょっと性別が変わりましたが、改めておつき合い頂ければ幸いです。
『ただいま。』矢野顕子 2,957円