16 退院

SRS第一段階16日後 1回目のダイレーション。#1から#4まで4inch。ちょっと無理をしたので#5はやめておく。
 最後の診察も兼ね、患部の抜糸を手術室で行う。
 手術室でカナダのMtFトランスセクシュアルとすれ違う。胸が大きいー。あれは豊胸しているのかしら。それともアングロ・サクソンはホルモンだけであそこまで?
 診察はつつがなく終了。先生とハグして別れを惜しむ。来年に日本に来る予定があり、その時は先生のオペを受けたMtFのreunionができたらいいね、という話になる。
 本来であれば退院後一週間程度ホテルに滞在、最後に診察を受けてから帰国となるが、先生が予定でこの日から留守となり残っても診察を受けられないこと、患部の状態が良好であることから、帰国を早めても良いとの許可が出ている。
 ノロノロと退院の準備をしていると、Yさんが助けてくれる。回復してきているようでちょっと動くとしんどい。また、病院から出て一般社会の視線に晒されることに恐怖を覚える。でも怖がっても仕方ない。久しぶりに化粧をする。
 ビーチのホテルまで運転手さんが送ってくれる。
 プーケット・タウンからパトン・ビーチに向かう道路は、山道を無理やり切り開いたような道路で、ものすごいアップダウンが激しい。バイクのほとんどが110ccクラスなのだけれど、その理由は二人乗り三人乗りのためだけではなく、この山道を踏破することにもあるように思う(笑)。
 やっぱり街は賑やかで楽しい。
 バーン・スコタイというホテルに宿泊することになる。「日本人のスタッフがまだ来ていない」と聞いていたのだけれど、行ってみると小柄なかわいらしい日本人スタッフの方が応対してくれた。夢のように素晴らしいところ。
 部屋に入ってまずダイレーション。ちゃんとダイレーションできて気持ちが落ち着く。今回も#5はやめておく。
 ペンギンみたいな頼りない歩き方しかできないけれど、とりあえずぶらぶらしてみる。少し気持ちが上向きになる。ずっと病院食(といってもタイ料理)だったのでジャンクなものが食べたくなり、セブンイレブンでアイスクリームを買う。
 せっかくなのでビーチまで行ってみる。海そのものは思ったほど「リゾート」という感じではなく、鎌倉か逗子あたりのよう。海より海の周りの街の方が面白い。

 近所をブラブラして、安そうな店があったのでずっと憧れていたフットマッサージを受ける。極楽。1時間で250バーツ(約750円)。これでも観光地値段だから割高な方だろう。なんだか申し訳ない。
 となりに座っていた英米系のオジサンとちょっと喋る。もう五十過ぎくらいに見えるけれど、マッサージのお姉さんに軽口叩きまくっている。こういう何をやっいるのかさっぱりわからない欧米人が沢山いる。
 一方、日本人の姿はほとんど見かけない。連休前だし、インド洋大津波以降、日本人の観光客は激減したままあまり回復していないのだという。
 マッサージから出ると日が暮れている。暗くなると元気が出てくる。自分が透明人間になったようで、自由な気持ちになるから。
 街の電飾の雰囲気が『デスペラード』の風景のように見える。なんとなく合衆国南部やメキシコのノリに似ている気がする。
 ムエタイのスタジアムがあり、ずっと「Tonight! Tonight! Thai boxing!」とがなり立てている。かなり見たかったが、ダイレーションの時間とぶつかるので諦める。
 マッサージも食事も値段がピンキリ。100バーツくらいで食べられるところを見つけ、夕食を済ませる。
 部屋に戻ってこの日3回目のダイレーション。#5に挑戦するが、やはりちょっと痛くて4inchは厳しい。ほどほどでやめておく。

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