1 痛み、イサーンと大正区

4/4 SRS第一段階1日後 本テクストのカテゴリ「SRS記録」 については、「SRS記録について」を御一読ください。 また午前時三時頃に目が醒めてしまう。
 昨日は一日ほとんど「睡眠」だったのだから仕方ない気もする。
 徐々に鈍い痛みが出てくる。ある方の手記に「睾丸につながっていた神経と、尿道が痛い」とあったけれど、正にそういう感じ。背中に接続されたままのエピデゥラル・カテーテル(硬膜下麻酔のためのカテーテル)も動くと痛む。それでも全般的には耐えられないような痛みではない。
 と、思っていたら、やはり鈍痛が次第にひどくなり、結局Painkillerを出してもらう。会陰部がズキズキする。
 午前七時くらい、朝食が来る。タイ風のおかゆにしてみた。
 午前八時くらい、看護師さんが身体を拭いてくれる。
 午前十時くらいにYさんが来てくれる。日本語を話せるのがすごく嬉しい。
 Dr.S登場。やはり皮膚が足りないようで、標準サイズの膣を作るのはこのままでは難しいらしい。脇腹と足の皮膚を一部切り取って使うことを提案される。即答する必要はないのだけれど、やはりやってみようかと思う。傷跡は増えるけれど、できるときにできるだけのことをした方が後悔しない気がする。
 昼食はパッタイ。お米のパスタみたいな幅広麺。これも気に入ったです〜。
 午後になりますます痛みが激しくなる。Painkillerのinjectionを打ってもらう。
 ナースの方がGet well soonのカードがついた花束を持って来てくれる。すごく嬉しい。この病室はバルコニーにもお花があるんだけれど、すごくパワーくれてる気持ちになる。
 コーディネータのYさんがダイヤルアップ用のカードを買って来てくれる。Windowsだったら何でもないのに、iBookにしたのは失敗だったなぁ。普段音楽用にしか使っていないから、今ひとつ操作もおぼつかない。もうちょっと事前によく調べて来るんだった。
 なんとかネットにつながる。ものすごい低速だけれど我慢。
 相変わらずYさんをムダに引き止めてしまう。トランスに関する思いのたけを語ったり、友達の写真を見せたりする。
 いつも思うけれど、「トランスということで評価されたくない」「普通の女として生きたい」と言いつつ、トランス同士やカムしている友達と遊んでいたり、トランスを語っているときが一番目がキラキラしている。良くも悪くもこれに人生振り回されたからねぇ。考えることはたくさんあるね、やっぱり。それに日常でこのことを話題にする場がないから、こういう「トランスとして」の場になると堰を切ったように語ってしまうのよね。
 食事メニューをコピーしてもらう。決める時待たせると悪いと思ってゆっくり見られないから。それにメニュー眺めてるのって楽しいじゃない? うふふ。
 わたしが病院の食事を絶賛すると、Yさんも安心な顔をしてくれる。タイ料理が苦手な人だと、確かに辛いと思う。以前に年配の日本人の方で、ご飯とお味噌汁と漬け物、という食事じゃないとダメな人が来て大変だったらしい。現地の食事が合わない人は、絶対自分で手を打っておいた方が良いですよ。食べるしか楽しみないからね(笑)。
 病院のメニューは片っ端から制覇して、帰国したら材料買って偽タイ料理にチャレンジしよう。楽しみ楽しみ♪ 辛いもの最高。
 タイ人が太らないのは食べ物のせいなのかな、と思ったけれど、Yさんは「暑いからじゃない?」。猫も痩せているそうだ。それって・・。
 ここの病院にSRSにくるMtFは、五十パーセントくらいがアメリカ人、二十五パーセントが日本人、残りがヨーロッパや他のアジアの国らしい。アメリカ人は人により千差万別で、中にはかなり非常識な人もいるとのこと。
 アメリカからタイに手術に来るということは、アメリカのトランスとしてはお金がないということ。教育の低い人が大勢になってしまうらしい。確かにね、アメリカ人って人の幅がすごく広いし、柄悪いヤツはマジ半端ない。大昔にフランスに行って寮に滞在していたことがあるのだけれど、あそこでもアメリカ人は下品でどうしようもなかった。みんながみんなじゃないけど、修学旅行生みたいというか、国をあげて若すぎる感じ。
 そう思うと日本人は良くも悪くも平均的にまとまっている。
 東南アジアの歴史が気になる。帰国したらちょっと勉強しよう。
 日本と韓国がよく仲違いするみたいに、タイと隣国にもそういう関係があるのかな、と思って聞くと、タイと仲が悪いのはミャンマーらしい。マレーシアとは普通。ラオスのことは田舎ものって馬鹿にしているみたい。ラオスとタイの東北部(イサーン)は文化的に連続していて、土地が痩せて貧しい地域らしい。バンコクに来る出稼ぎ労働者やムエタイファイターも東北地方の人が多いとのこと。
 それは大阪における大正区と一緒ですね(笑)。大阪出身のボクサーはほとんど大正区民です(笑)。
 夕食はイカのバジル唐辛子炒め。めちゃくちゃ辛くして食べる。余裕ね♪
 患部を冷却しているアイスパックをこまめに交換すると多少楽なのだけれど、自力で代えることができないから不便。本当にベッドから手を伸ばせる範囲のことしか出来ない。
 ネットにつながったので日本の友人にメールは出せるのに、部屋の電気が消せない(笑)。

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