宇宙村村長との第三種接近遭遇

 仕事帰り、例によって猛烈ウォーキングで新宿駅に向かっていたところ、前にも話題にした国際宇宙協会宇宙村の前を通りがかりました。

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 ちょうどシャッターを降ろして店仕舞いをしているところで、キラキラのステッカーでいっぱいの素敵なテンガロンハットをかぶった村長さんが表におられました。サラリーマン風の男性と話し込んでいます。
 通りからしか見たことのなかったわたしは、かなりドキドキものです。
 すごいチャンスかもしれません。

 立ち話されているお二人を眺めていたところ、スーツの男性が挨拶してお帰りになりました。すると、既にわたしに気付いてたらしい村長さんが、話し掛けてきてくれたのです。
「なにかな?」
 うぉぉっ! 宇宙村村長と第三種接近遭遇です!
「い、いえ、あの、一緒に写真撮ってもらえますか?」
 証拠を逃してなるものか、のネタ師根性でございます。てなわけで、ツーショット。
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「隕石とか興味あるの? よかったら寄っていく?」
「あ、そんな、今閉めたとこなのに」
「いいから、裏からでも入れるし」
「あ、よく通るから、また寄させて頂きますよ」
「そうかー。帰りどっち? じゃあ一緒に行こうか」
 さすが村長、強烈なキャッチです。変な流れで、一緒に歩いて帰ることになりました。
「家はどこなの? 彼氏はいるの?」
 え?
「いないの? いた方が楽しいだろうけどねぇ。晩ご飯はもう食べたの?」
 そ、村長、アプローチの方向がちょっと違いますよ。
「あ、おうちで作りますから」
「毎日作ってるの? 偉いなぁ」
「い、いえ、趣味ですから」
「君と結婚すれば良かったなぁ。結婚は真面目に考えなくちゃだめだよ」
「そうですよね。わたしもそう思います」
 すいません、法的には結婚できません。
「どこか身体で悪いとこあるの? 隕石のパワーで治しちゃうよ」
「いえ、特に」
「隠したって全部わかっちゃうんだよ。宇宙人だからね」
 一応、性同一性障害ってヤツの治療受けてるんですけど、これ治りますか? てか、村長ちっとも見抜けてないんですけど。
「遠くからでも治せるんだよ。今、長嶋茂雄さんを治してるんだ」
「す、すごいですねー。今リハビリやってはりますよね。村長のパワーなんですね」
 だんだんハジけてくる村長。トーク合わせなら任せなさいってなわけで、イシクラもノリノリ。かなり盛り上がりました。
 村長のお考えは「お金を取ったら人助けではない」というもので、無料で治療してくれるそうです。歩きながら肩やら腰やらをポンポン叩かれ、パワ−注入して頂きました。皮肉ではなく、フツーに楽しいオジサンです。どっかのジツギョーカなんかと話しているより一万倍面白いです。
 しかも妙な所で「なんでもわかる宇宙人」ぶりを発揮してきました。
「君は、喉が悪いだろう?」
 うっ! 喉というより、声が最大の弱点です。
「そ、そうなんですよ。もっと可愛い声になりたいんですけどねー」
 更に核心に迫るツッコミ。
「失礼だけど、ちょっと女性ホルモンが足りないんだろうな。バランスが崩れてるんだね」
 た、確かに。ホルモン自体は、補充療法の三倍くらい化学的に摂取してるんですけど。寿命がヤバいんですが、まだ足りませんか。
「あははー、やっぱり彼氏作った方がいいですよねー。仕事ばっかりしてるからかなー」
 何度もお店に誘われましたが、思ったよりお高いわけでもないらしく、本当に少し覗いてみたくなりました。久々にファンキーなオジサマとお話できて、なかなか充実です。
 歩いていると、色々あるものです。
注:宇宙村についてはいくつかのサイトでレポートがあり、村長さんの快く思っていないものもあるようです。このエントリは誹謗中傷を目的としたものではありませんので、御理解下さい。

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