先日話題にした通り、六本木ヒルズアリーナ「いつか見た楽園」に遊びに行ってきました。
六本木ヒルズという場所、田舎者なので初めて足を踏み入れたのですが……
うそくせー。
こんなに何もかもがウソ臭い場所に初めて来ました。ディズニーランドを越えています。こんな空間が突然街中にあって、入るだけならお金も取られないなんて、東京は恐ろしいところです。
とはいえ、寄る年波のせいか、結構普通にそのウソ臭さを楽しんでしまいました。 昔だったらその辺にポイ捨てしまくったりして場を汚したくなる勢いだったでしょうが、「みんな疲れてるんだなぁ、仕方ないよなぁ」と、イヤな優しさが身に付いてしまったようです。お台場に行った時もそうでしたが、「ケッ」とか言いながら根はかなり軟弱です。
イベント入場料以外一円も落としませんでしたが、ちびっこに混じってカルガモ親子を鑑賞いたしました。
で、「いつか見た楽園」。
web予約で入る人たちのメンツが、場にそぐわないほどアカ抜けないのが、妙に安心感をそそります。ちなみに、わたしの隣はおばあちゃんでした。
そしてお目当てのi-Dep。
もっと凶悪なものを想像していたのに、エラく善良なサウンドで驚きました。ぜ、全然「テクノ」じゃないですよ、狩野さん。特にキーボとベースの人は、顔にイイ人が滲み出ています。
カフェっぽいというか、「フュ−ジョン」ってヤツをもうちょっと今風にした感じ? 相変わらず音楽のことをまるで説明できなくてすいません。音楽ライターとか絶対ムリです。
正直、ちょっと予想外だったのですが、これはこれで結構まったりできました。対バンのdorlisは全員浴衣だし、早くも「夏の夜」気分です。ダイキリ片手にリラックスする空気です。
今日は陽射しも弱く風も気持ちよく、本当にぼさーっとできました。待ち時間の間は本を読んだりしていたのですが、寝そうな勢い、というか寝てました。
それにしても、狩野丈二さんはやっぱり気になります。
今日拝見して確信しましたが、狩野さんはかなり美形です。彫りが深いのですが、濃い野生顔ではなく、かといって中性的なのとも違います。端正な顔だちとストリートくさいファッションの合わせが素敵です。自分のハンサムぶりよりカレーに夢中な感じがイイのです。市井に身をやつした王子様みたいです。
しかも動きがヘンです。首でリズムを取るのは普通なのですが、狩野さんはちょっと人形っぽいというか、カクンカクン動きすぎです。ぬいぐるみ級に脱力してるようです。
さらに、演奏の途中でよく左右を見るのですが、その時に首を動かす動作が、失礼ですがちょっとハトっぽいです。連続的ではなく、一挙動で動くのです。
あぁ、気になります。アルバム発売が決定したそうですが、ジャケには絶対狩野さんを入れておいて欲しいです。
全然関係ないですが、先週一緒に国分寺で髪を切ったAさんに「今、六本木ヒルズ」とメールしたところ、「ドアに挟まれないでね」というレスでした。
ネイティヴ全員敵にまわしても、友達でありたい人の一人です。
“swingin’street” dorlis