株式会社ピンチェンジのバーチャルキーボードが話題になっています。レーザー?で机などに投射されたキーボードで入力できる、というシロモノです。未来っぽくてカッコイイですが、なんだか貧乏な家の子が紙に書いた鍵盤でピアノの練習をしているみたいです。
キーボードネタは「OS9の日本語配列USBキーボード」でも書きましたが、今回取り上げたいのはこの人です。
イジェクトボタンです。
何を隠そう、イジェクトボタンフェチです。他のキーが文字の入力という純粋に象徴的な作業に徹しているのに対し、イジェクトボタンの機能は「CDトレーを出し入れする」という物理的なものです。実にメカメカしくて、漢のロマンをくすぐります。
こんな特殊なボタンが「A」やら「return」やらと似たような顔をしているのは不条理なくらいです。キックやパンチのボタンに自爆ボタンが併置されているタイムボカン的ウィットすら感じさせます。
コンポのリモコンなどにもイジェクトボタンがついていますが、せっかくリモコンでイジェクトしても、結局ディスクを入れにいかないと何にもなりません。リモコンの意義さえ疑わせる不思議なボタンです。ちょっと可哀相な感じが男の背中っぽくて惚れます。
作業が煮詰まったりすると、意味もなくトレーを出し入れしたりしているので、そのうち壊れるんじゃないかと心配です。
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