アクセス解析

白黒写真、距離感と揺らぎ

 半年前くらいに撮った写真を今頃頂いたので、一枚貼付けてみます。
 この短い間にも、随分顔が変わっている気がします。
 白黒のせいか、妙に距離感を感じます。
 「できればすべてをオープンにしたい」という気持ちは変わらないつもりですが、この頃と比べると「潜伏」の不可避性を切実に感じるようになっています。正確には「カム」の不必要性です。

 「完全カムでないことは卑劣だ」という思いと、「『本当』を言おうとする気持ち自体が甘えに過ぎない」という罪責感、照れ、プライドに追い付かない自信、職務に徹し切れない未熟、疑う弱さ、果てしない強さへの憧憬と、それ自体幼稚さの証と知る葛藤。攻撃的態度への逃げ、それを防衛の名の元に正当化するも、defensiveになるのは弱さゆえであることを恥じ、一方でどこかで守ることも「オトナ」の義務と感じられ。
 昨日お話した方には「友達といってもそんなに理解しあったりするものじゃないんだから、戸籍上の性別なんて言う必要ない」と指摘され、己の稚拙さを恥じ。
 でも今日も、黒いものを含めて吐き出す機会に恵まれ、あっさり除反応が得られてしまったり(職場のUさん、ごめんなさい。そして心からありがとう。今度ハグしましょう)。

 クリックすると大きくなります。

2004年07月21日 | トランス雑感 | トラックバック| よろしければクリックして下さい→人気blogランキング
コメント

カワイイ!!
以上。

Posted by: mikan : 2004年07月22日 10:36

わーい! うれしいー!
やっぱり「かわいい」って言われるのは素朴に嬉しいです。単細胞です。
実は「男くさい写真だなぁ」と思って、ちょっと貼るのをためらっていたのです。鼻が目立ってて。
一時期はすごく悩んで、形成外科まで相談に行きましたが、結局開き直っています。キリがないですし。

Posted by: 石倉由 : 2004年07月23日 00:23

出遅れた。。。
由サンの鼻は憧れですよ。
ワタシはハナペチャなので(泪)

私は勘違いエセばかTGなので
由さんとは確かに立場が違うし、
互いに理解できないところがあるに決まってるのだけど、
まぁ、そんなの、あまり関係ない、と云わせてください。

カムする、というのは、私にも経験があって、
「この人なら」って確信した相手にだけ伝えるんですけど、
「人と仲良くするのにそんなコト関係ない」って云われたコトあります。

だから、関係ないないなーーーい!

由サンの書く文章、読むの好きですし。
今度、ネットで初めて本を買ってみようかな。

Posted by: 胡蝶薫 : 2004年07月23日 20:34

コメントありがとうございます。
例によってイヤなことを書いてしまいますが、率直なところです。
まずはどうでもいいことですが、鼻が問題なのは美的基準からではありませんよ。
それからですね、「カム」の意味は2方向ありますが、ここで問題にしている「カム」の場合、「本当は」という認識のされ方を避けられない以上、もたらす効果がまったく違います。結局人はその程度ですから。
それから、「人と仲良くするのに関係ない」という言い方には全く反対です。関係ないわけはありません。大アリです。少なくとも、わたしはまずは偏見で見ますし、いちいち「その人らしさ」などかまっているヒマもなければ、「本当のその人」などもとより存在しません。
「仲良くなってみたらその前が思い出せず、なる前はなりかたが可能性としても想像不可能」というのが正確な言い方だと思います。
見た目だけ解放的な言い回しは慎重に避けるべきです。

Posted by: 石倉由 : 2004年07月24日 00:56

ご指摘ありがとうございます。
理解しました。

どうも伝えたいところが、
私の文章の稚拙さで伝わらないようですね。

失礼しました。

ただ、私がどの様な経験をもとに、
どの様に感じ、どの様に思い、
その上で、文章を綴ったのか。
その点に関する考慮は全くないですよね。

ただただ適当に上っ面で物を書いたと思われますか?

これぐらいのことで由さんに対する評価は変わりませんが、
器が小さくて子供な私は、すぐ簡単にスネますよ?

由さんがどう思われるかを否定するつもりはありませんが、
だからといって、私の思想・感情まで否定的に取られるのは、
どうしたって快く思えません。

違うことばかりを挙げていったらキリがないです。
そんなことを云っていったら全ての人は唯一単独です。

その上で、言葉を交わすことは、
そんなに不愉快なことなのでしょうか?

Posted by: 胡蝶薫 : 2004年07月24日 17:15

レスありがとうございます。不愉快に思われたでしょうが、正直に言うとこれくらいの反応を貰えた方がやりがいがあります。わたしも子供なのです。御存知のように。
もちろん、からかっているのではなく、可能な人とは「ちゃんと」お話したいのです。あたりのよい言葉で流すこともできないわけではないですが、すべての関係で営業トークできるほどオトナではないのです。すいません。というか、希望は持ちたいです。
まず、胡蝶さんのバックグラウンドについて十分な理解がないのは申し訳ないです。
ただし、胡蝶さんの感情的な部分を否定的にとらえているつもりは全くありません。そんな感情だったら、そもそもわたしのような面倒な人に話し掛けたりしないでしょう。むしろ肯定的な希望を持っているからケンカしたいです。素直じゃないですが、「仲良くしましょう」「うん、よろしくね」というのでは色気が無さ過ぎます。同じことばかり言いますが、ガキなので。
言葉が足りなくて恐縮ですが、やはり「関係ない」という前提で始めてしまうことは不安です。わたしたちは所詮フレームでものを見ていますし、外した後に「本当」が残るわけでもありませんから、本当に「仲良く」しようとするなら、自分の知らない自分の偏見まで引き受ける覚悟がいると思います。「そんなとこまで責任ないよ」というのも一理ありますが、人は濡れ衣を着て生きるものと信じます。「生まれの不幸」、さらにいえば「名を与えられ産み落とされた」という被投性からスタートすべきではないでしょうか。罪は意図に還元されません(刑法の解釈と異なり、ここでは霊的な罪の意です)。意図せぬものもまた、わたしたちの背負った宿命でしょう。
その上で、言うなれば天の計らいのように「仲良く」できることもあるし、できないこともあるし、という流れで人とは交流したい、というのが望みです。かなり無茶苦茶ですが、「仕事」と思うのでなければ、それくらいの勢いがないとなかなか人とは接することができません。
自分の人間関係を整理してみると、
1広義の「仕事」。かなり柔軟かつ臨機応変に対応する自信がある。メカ。
2殺しあう勢いの交流。
3知らない人との一瞬のすれ違い。
の三種類しかないようです。異常ですね。
ですから、こんなやり方が唯一と思っているわけでは全然ありません。胡蝶さんのスタンスを尊重できていなかったのは申し訳ありませんが、異常とはいえ信念を伴わないわけではないので、できるだけ本音でぶつかりたいのです。
結婚は神前で誓いを立てますよね。第三者というのが重要なのです。「人と人」などどいいますが、そのためにはまず「人」という項目を成立させる「人でなし」が必要です。神を共にするから
こそわたしたちは「人と人」として関れるのです。
こうしてガタガタ能書きを続けるのは、神様のことを語り合いたいからです。「どうしてもこう思えて仕方ない、そしてその理由はこれこれに見える」という、失敗を約束された還元ゲームを反復することでしか、お互いの神というのは見つけられません。
「わたしはわたしをこう思う」などという浅薄な「アイデンティティ」ではなく、あなたが神様にどう思われているのか、あなたが神様に何を捧げているのか、それを見極めようとあがきたいです。

Posted by: 石倉由 : 2004年07月24日 22:05

ちなみに、スネたのは一瞬で、今は、何にも思ってません。
もし、その点で気にされているようならご安心をば。
今は、ぼーーーーっとくつろいでいるトコロです。

ワタシは本来、あまり闘うのはスキではなくって、
でも、そうじゃないと伝わらないのならば、
少しばかり頑張ってみます。
でも、これは由さんだけ特別です。
他の人にはしません。

本当は、自分の陰の部分をワザワザ書くのは
かなりカッコ悪く、痛くない腹をさぐられる様でイヤなんですが、
敢えて書きます。

だからといって、ワタシの方が大変なのよ、
ワタシの方が辛い思いしてるのよ、っていうのとは違います。
バッググラウンドとして記すだけです。
この辺り勘違いされやすいので、実際のところ、面倒です。
勘違いした場合にはバカタレと云います。

ワタシは昔、血の繋がりを呪ったコトがあります。
遺伝子レベルで自分の存在を否定したくなったコトがあります。
自分のセクシャリティに罪悪感もあったので、尚更です。

それを打ち明けても尚、受けて入れてもらえた訳です。

ワタシは遺伝子レベルで、人として失格している、と思っていたのに、です。

今でこそ、人に話すことはしませんが、
有り難いことに過去に何度か、そのように受け容れられたコトがあります。

全ての人がそのように受け容れてくれはしないでしょう、
しかし、また同様に全ての人がフレームだけでものを判断する訳ではないのです。

「生まれの不幸」なんてクソクラエです。
そんなものは何処かに吹き飛んでしまえばいい。

それぐらいのハッタリ、云いたいじゃないですか。

Posted by: 胡蝶薫 : 2004年07月24日 22:51
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?