「大豆製品フリーク」などと言いながら、最近まで知りませんでした。お恥ずかしいです。
もやしには色々な種類があるのです。
もやしは植物名ではなく、豆類や穀類などの種子を発芽させて、伸長させたものをさします。現在日本で最も一般的なのは青豆もやしですが、他に大豆もやし、ブラックマッペもやし、アルファルファもやしなどがあります。豆苗ももやしの一種です。
『学校保健フォーラム』での高橋敦子さんのテクストによると(要約)、
緑豆もやしは軸が太く、水分が多く、甘味があり、ビタミンCは100g中16mgと最も多い。
ブラックマッペもやしは、黒緑色のケツルアズキが原料で、緑豆もやしよりも細く、もやし独特の青臭さが少ない。ビタミンCは12mgと緑豆より少なく、亜鉛、食物繊維が多い。美肌効果、便秘改善、動脈硬化予防に役立つ。
アルファルファもやしは、ムラサキウマゴヤシという牧草の種子から作られ、もやしの中では唯一カロテンを含む。生食できるもやしなので、サラダにしビタミンCの損失も少なくたくさん食べらる。食物繊維の働きによる便秘改善にも効果的。
豆苗はえんどう豆の新芽のこと。カロテンが豊富で、免疫機能を強化し、活性酸素の生成を妨ぐ。
とのこと。
そして注目すべきは大豆もやしです。
高タンパク食品の大豆ですが、発芽してもやしになると、たんぱく質自体は激減してしまいます。酵素の働きでたんぱく質が分解され、アミノ酸やアミノ酸の結合体ペプチドになっているのです。結果的に、必須アミノ酸の含有量が大豆より遥かに多くなります。
大豆もやしは青豆もやしよりはお高くなります。でもこの事実を知って、もやしは大豆もやしに完全移行しました。そもそも、高いと言っても所詮はもやし。台所の味方であります。
なよなよぎみの青豆もやしに比べると、歯ごたえも十分です。慣れないと少し戸惑うかもしれませんが、炒めものなどには青豆もやしより向いている気がします。