SRS第一段階3日後 本テクストのカテゴリ「SRS記録」 については、「SRS記録について」を御一読ください。 朝食に「バナナパンケーキ」を頼んでみると、要するにホットケーキだった。これはパンよりはおいしい。でもこんなに寝てばかりなのにこんなものを食べたらすぐ太りそう。控えておこう。
足りない皮膚の移植について考える。
脇腹と粗景部から切り取るらしく、やっぱり傷跡はそれなりに残るとのこと。コーディネータのYさんは「水着はビキニじゃなくてワンピースにするとか」と言ってくれていた。
傷が増えても皮膚は使おうと決める。
もちろんできるだけ目立たないようにして欲しいし、ちょっとでも薄くする方法があるなら教えて欲しい。
でも完全に消すのは不可能だろう。
そうなった以上、わたしは傷を隠したくない。
自分で決めて自分で作った傷跡なのだから、背中の傷じゃなくて額の傷だ。正面からガチンコやってもらった名誉の戦傷だ。
「せやし、どうせ残るならオットコマエな傷跡にしてくれ!」とドクターに言おうかと思ったけれど、オトコマエな傷跡ってのがどういうものかさっぱりわからないので悩んでいる。
ゆっくりであればかなり自由に歩けるようになってくる。もう特に困らない。原則VACをつないでいないといけないので、やっぱり出歩くのは控えないといけないのだけれど。
体力が回復したせいかもしれないけれど、午後になってから抑鬱的になってくる。断薬や手術によるホルモン状態の変化も影響しているのだろうか。
Yさんが忙しいらしく、日本語の会話がないせいかもしれない。
本格的にやることがなくなってくる。
テレビでスターウォーズとマトリックスを見る。スターウォーズは字幕だけれど、マトリックスはタイ語吹き替えでよくわからない。
立って歩く許可が出ているのだから大丈夫だろう、と立禅の訓練を始める(武術の鍛錬法の一つで、使い方によっては健康法にもなる)。
やはり身体がかなり弱っている。上半身はしばらくやっていると感覚が戻って来たが、腹に意念をもっていくと痛みが走る。体力も消耗しそうなので控えめにしておく。
この日深夜から絶食だし、食事は努めて控えめにしていたので、夕食にはビーフンのグレービーソースかけの他にフレンチトーストを頼んでみる。わたし的には冒険的贅沢。
でもやってきたのはフレンチトーストではなく普通のトーストでした・・・。
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