訳あって「一から始めるメイク教室」のような文章をまとめています。「ちゃちゃっとメモ程度に」と気軽に始めたのですが、想像以上の果てしなさに投げ出したくなっています。こんなことを毎日自分がやっているとは考えられません。
確かに、お化粧というものを始めた頃は、右も左もわからずひたすら探究の日々でした。「変になってないか」「やりすぎじゃないか」とドキドキして、部屋から一歩出るのも清水の舞台から飛び下りるような覚悟が要りました。普通の女の子でも試行錯誤の時期があるでしょうが、トランスでは更に命がけです。思えば長い道のりを歩んできたものです(しみじみ)。メイク家庭教師でもやって少しは社会に還元したいところです。
これにスキンケアや脱毛まで入れると、一体どれだけのエネルギーを注ぎ込んでいるのかわかりません。一旦体制が出来てしまえば、後は買い足しや時々新しいものに手を出すだけになりますが、その体制作りにつかった労力と費用を考えるとぞっとします。二度はできません。バカバカしさで目眩がしそうですが、だからといってナシで済ませるわけにもいきません。女とはなんと哀れな生き物なのでしょう。
今ではほとんど無意識のレベルで作業していますが、時々ぼんやりしていて、あやうく眉なしで外出しそうになることもあります。ちなみに、最近「石倉さん眉細すぎ」批判を時々受けるので、わたしも一から出直してみたほうが良さそうです。田舎者だから細眉なのです。
それにしても、必要グッズの経費などを計算していると、男の人が食事代くらい出すのは当たり前な気がしてきました。もしかして基本的すぎることですか?
別に男のためにやっている訳ではないのですが、例えば自分の彼女にちゃんと綺麗にしていて欲しかったら、相応の負担をしてあげるのも優しさというものです。
誰かわたしの分も負担して下さい……。
PR:海外ブランドコスメの激安ショップ☆ストロベリーネット