脱毛ネタです。
わたし自身はもう一段落、というかこれ以上お金をかける気はないのですが、一時期は相当情熱を燃やしていました。普通の女性でも気にかけるムダ毛ですが、かなり体毛の薄い家系とはいえかつてはヒゲがあったオンナですから、それはもう大変な道のりでございました。
「ネイティヴにとってはお気楽美容ネタでも、トランスには死活問題」というのはよくあるお話なのですが、そんな侠気の悲哀の詰まった脱毛レポートをお届けいたします。
メインはなんといっても医療レーザー脱毛なのですが、長くなりすぎてしまったため、まずはそれ以外の方法についておさらいしておきます。
・剃る
はっきり言って、薄いならコレでも悪くない気がします。わたしも腕はもともとそんなに生えないので、剃るだけです。ただし肌への負担には気をつけて下さい。
念のためですが「剃ると濃くなる」というのは切断面が目立つからで、俗説です。
・毛抜きで抜く
原始的です。結構やっていました。精神が吸い込まれるような催眠効果を持つ作業ですが、当然ながら、脱毛方法としては決してお勧めできません。抜いたところに細菌が入ると毛嚢炎を起こし、最悪色素沈着してしまう場合もあります。どうしても抜く時は、抜いた後に刺激の弱い殺菌剤で軽く拭いておいた方が良いでしょう。乳液も忘れずに。
なお、レーザー脱毛をお考えの方は、決して抜いてはいけません。後述しますがレーザーは毛根の色素に反応して脱毛しますから、抜いてしまうと2、3ケ月は脱毛できません。
・除毛クリーム
こういうのです。塗ると溶かしちゃうヤツですね。ドラッグストアの安物をはじめ、色々出ています。ちなみにこの「プランタプラ」は発毛を抑制する効果もあるようです。楽天最安は3,480円のこちらのショップ。除毛剤と発毛抑制剤がセットになったナノナノ
何度かこの手のものを使ったことがあります。「肌を傷める」と言われますが、良いものを使っていればそれほどでもないような気がします。少なくとも剃ったり抜いたりするよりはダメージが少ないと思います。肌への負担が気になる方には、医薬部外品の脱毛剤『シャルメリア』
とりあえず「毛が溶ける」感じは実験ぽくて面白いので、男子でも人生経験として一回くらいやってみてもよいかもしれません。
・発毛抑制クリーム
使ってました。
この手のものの中でもスローグローは定番です。確かに発毛サイクルを遅くしたり毛を細くしたりする効果はありました。元々薄い人、「レーザーはお金がかかるからちょっと」とう方、レーザーである程度のところまで行った方は、時々剃ってスキンケア用にコレを塗っておいたりでも十分だと思います。ただし、毛そのものが生えてこなくなることはありません。楽天最安は1,500 円のこちらのショップ。
こちらは顔用。これも使ったことがあり、細い毛には効果がありました。以前は「エピザイム」という名前でしたがリニューアルしたようです。MtFなどではない普通の女性で、顔の産毛が気になる時などには丁度良いでしょう。乳液代わりに使ってみて下さい。
久々に探してみたら、なんか凄いのも出ていました。
どの辺が「プロ」なのかよくわかりませんが、なんだか効きそうです。
以前にeternal churchさんで豆乳ローションによる発毛抑制効果が書かれていました。効くようです。豆乳のイソフラボン(女性ホルモンに似た働きをするフィトエストロゲンの一種)が発毛を遅らせるようです。MtFによるお手製豆乳ローションのリポートを見たことがありますが、割と簡単でそれなりに効果が出るみたいです。
作り方はこちら。『ムダ毛が消える「豆乳ローション」』という本も出ています。リーズナブルな市販品としてはこんなものも。
・脱毛シェーバー
すいません、世間ではかなりメジャーな方法らしいのですが、使ったことありません。
・家庭用レーザー脱毛機
こういうのです。これまた使ったことはないのですが、理屈から言って「永久脱毛」は不可能です。脱毛シェーバーくらいなら良いと思いますが、ここまでお金を出す気ならどう考えても医療レーザー脱毛に行くべきでしょう。
なぜ無意味なのかは、次の医療レーザー脱毛のところで書きましょう。