讀賣新聞より。
セガのおもちゃ子会社セガトイズは4日、約50年前に米国で流行した日本製のぬいぐるみ「ドリームペッツ」を復刻し、7月7日に発売すると発表した。
ドリームペッツは、牛や犬などの形をしたぬいぐるみ。1957年に、東京の町工場の職人が作ったぬいぐるみを見た米国の会社が、米国に輸入・販売、ヒット商品となった。
「東京の町工場の職人が作った」というので和風なものを想像したら、かなりバタくさかったです。戦後の世相に想いを馳せてしまいました。なるほどです。
「小梅ちゃん」に続いて「懐かしさ」が主題になっています。鍵になっているのは「距離感」です。
米国のオモチャ屋は極東にヒットの種を見つけ、米国民は極東で作られた商品を(そうとは知らずに)楽しみ、今、こうして復活するのは海の向こうの60年代。お母さんがクッキー焼いてくれる、NHK教育にしか存在しないアメリカです。
しかもこれは子供向けのぬいぐるみであり、「それ自体としては存在しない」子供時代(フロイト)へのノスタルジアに支えられた商品です。
とはいえ、懐古趣味の虚構性を暴こうなどと脳天気なことを言いたいわけではございません。「王様が裸」であることを皆が知っていても王様だけは知らないわけですから、愛らしいどうぶつたちの眠りを妨げてはいけません。
こちらにドリームペッツ公式サイトがあります。flashが気に入りました。
ATOMIC WARPさんでは50年前のアンティークものが販売されています。新品よりこっちの方に魅力を感じてしまいます。
個人的お気に入りはこのヒトらでしょうか。
パンチョ