バイオティックレイヤードのウエダさんが、アフィリエイトに批判的なことを書かれていて、ちょっと考えました。
僕は当分、アフィリエイトには参加しません。理由は、本末転倒になってしまう可能性が自分にあるからです。僕のブログでは自分がおもしろいと思った本の読書感想文を書いて、その感想文を読んだ方がそれをきっかけに本を手にとってくれたらいいなあって思ってて、つまり、本に感謝してるから、本に恩返しするつもりで感想文を書いているわけです。 そして、誰もがそうなるわけではないにせよ、「アフィリエイトで儲けようって思うと、『媚びてしまう』可能性があるような気がする」と仰っています。
この気持ち、わかります。
もしかしてちっともわかっていないかもしれませんし、「カマ野郎にオレの気持ちがわかってたまるか」と言われたら何度でも謝ります。でも、わたしもイイ歳してガキ臭いというか、ムダに熱いところがあるので、こういうケッペキな感じというのに共感する部分があるのです。
それでもなお、わたしはアフィリエイトをやりたいです。
別に儲けたいからではありません。もちろん、儲かったらめちゃくちゃ嬉しいですが、余程狙ってやらない限り、アフィリエイトでまとまった収入ができることなどあり得ないでしょう。
それよりも、世の中にオチを落とす形にテクストを持っていくのが面白いのです。
このブログからも滲み出ているでしょうが、わたしはあまり社会と仲良くするのが上手な人間ではありません。協調性もなければ、流行りものにも興味がなく、天の邪鬼で喧嘩早く、作る作品も暴走し過ぎです。しかもオカマ。お陰で生まれてこのかたボーナスというものすら貰ったことすらありません。
そんな自分だからでしょうが、テクストの一部を世間にひっかけて、ささやかな「つながり」を作るのがとても楽しいのです。
ヒネクレ者一般に言えることですが、世の中に文句を言う割に、好きなようにやらせると大したものができません。イシクラも、何か枷をはめてもらったりお題を頂いた時の方が、「自由」にやるよりイイ仕事ができるのです。五七五で考えるようなものです。「こんな枚数じゃ何にもできないよっ」とかブツクサ言いながら、結構それなりにまとまったりするのです。
わたしにとってのアフィリエイトは、「世間的なものにどうやって落とすか」「この話につながりそうなものはなにか」ということを一人よがりなりに考えるキッカケなのです。もちろん、ご覧の通りちゃんとお金になりそうなつなげ方はできていませんし、やるつもりもないのですが。
ものすごい深いことを言ってしまえば、わたしにとっては「トランスとして思いきり生きる」ということも、ギリギリで世間と仲良くするための賭けだったのかもしれません。淋しいと言ってしまえばそれまでですが、ズレた人間ほどそういう気持ちを秘めているものなのではないでしょうか。
まぁ、トランスサイトでgoogleの宣伝がエクササイズ用品一色になっていたりする時点で、わたしのアフィリエイトは大失敗しているのですけどね。
PR:アフィリエイトはエーハチネット