小鳥さんのお父様も木村剛さんのファンなのだそうです。
明日の飲み会、もちろん木村剛さん(とそのオールバック&公家ヅラ)を拝みサインを頂くのも大きな目的なのですが、本音を言うと、小鳥さんにお会いしてみたい、という気持ちが強いのです。
そして、その小鳥さん以上に個人的に一度飲んでみたい相手が、小鳥さんのお父様です。
「小鳥」で紹介されている素晴らしいお父様エピソードの数々に、イシクラはぞっこんであります。
お父様は、「父、パソコン操作を蚊に阻まれる」で鮮烈にデビューされました。
パソコン操作をめぐるお二人の電話での会話です。
僕「まず、ファイルをデスクトップかどこかに保存して」
父「デスクトップってなんだ? スタートボタンのことか?」
僕「それはボタン。保存の仕方はね、まず……」
(中略)
僕「で、ファイルを右クリックすると、『名前の変更』っていうメニューが出てくるでしょ?」
父「右クリックかぁ……そんな高級な操作、やったことないなあ……あ、出てきた出てきた」
僕「それで、『名前の変更』を選択すると、ファイル名が変更できる状態になるよね?」
父「なんだか名前が青くなってるけど……」
僕「ああそれで名前が変更できる状態になってるから、『マンション.doc』って入力して」
父「マンション……マンショ……」
僕「どう?」
父「マンショ……ああ、蚊がいてダメだ……」
ステキすぎます。
その後も「父のIEの呼び方」で詩人ぶりを炸裂、さらに「オレオレ詐欺に遭う」というレアな体験にも異様に薄いリアクションしか示さない不動心を披露されました。
浅薄なテクノロジーに踊らされない侠気と幼子のようなポエジーを兼ね備えたお父様。正に男の中の男です。
ちなみに、イシクラとは「散歩好き」という趣味もシェアしています。
そんなお父様に一度で良いからお目にかかりたいのです。
やっぱり、明日の飲み会には来られない……のでしょうねぇ。
実際にお会いしたら結構普通のオジサマなんだろうな、ということくらいはわかっています。「トンデモ本」の原典に当たったらタダのツマラナイ本というのと一緒です。わたしの中の「お父様像」なんて、ネタ師小鳥さんのテクスト・マジックの賜物かもしれません。
それでもいいのです。こんな不思議なキッカケで、どこをどう考えても何の接点もない一個人に魅了されちゃうなんて、素敵ではありませんか。もしかすると運命の出会いかもしれないじゃないですか。
ひょんなことが面白いのです。
人生、ひょんに任せてひょんひょん生きたいのです。
ところで、小鳥さんのお父様ってことは、やっぱり鳥ってコトですかね?
お父様、小鳥さま、すいません。